第35回(2009年)感覚代行シンポジウムは、平成21年12月7日〜8日に、産総研臨海副都心センター別館バイオ・IT融合研究棟11階会議室で開催されました。参加者は約70名でした。今回も感覚代行研究会と独立行政法人産業技術総合研究所の共同開催でした。また今回は、ヒューマンインタフェース学会研究会、および産総研ジェロンテクノロジー研究フォーラムが12月9〜10日に併催されました。
講演は、一般講演20演題、特別講演2演題の合計22演題がありました(詳しくは第35回講演記録を御覧下さい)。内容的には、昨年と同様に、触覚や聴覚による視覚代行に関する講演が多く、その他にも盲ろう者支援、歩行支援などに関する講演がありました。
特別講演では、第1日目に東京大学先端科学技術研究センターの伊福部達先生に福祉工学のアプローチと夢
という題目でご講演を頂きました。また第2日目には、東京労災病院眼科/東京慈恵会医科大学眼科の増田洋一郎先生にヒト脳視覚野の可塑性と安定性
という題目でご講演を頂きました。
師走の多忙な時期にも関わらず、大勢の聴講者が集まり、各講演に関して活発な議論が交わされました。
最後に、会場をお世話下さった産総研臨海副都心センターの皆様、講演論文集CD-ROM版作成に御支援を頂きました産総研人間福祉医工学研究部門の皆様、および第35回感覚代行シンポジウムの開催に御協力下さった皆様に、感覚代行研究会からあらためて感謝の意を表します。
※次回の第36回感覚代行シンポジウムについては、第36回(2010年)予告を御覧下さい。
第35回(2009年)感覚代行シンポジウム会場
斎田真也 感覚代行研究会 会長の挨拶
東京大学先端科学技術研究センター
伊福部達 先生の特別講演
東京労災病院眼科/東京慈恵会医科大学眼科
増田洋一郎 先生の特別講演