概要

第49回(2023年)感覚代行シンポジウムは、2023年12月5日午後に、産総研臨海副都心センター別館11階第1,2室で開催されました。参加者は約20名でした。今回も感覚代行研究会国立研究開発法人産業技術総合研究所の共同開催でした。また今回は、第123回電子情報通信学会福祉情報工学研究会(WIT第206回ヒューマンインタフェース(HI)学会研究会、および第71回交通エコロジー・モビリティ財団バリアフリー推進勉強会が12月6〜8日に併催されたことに加えて、今回は初めて第23回情報処理学会アクセシビリティ研究会が12月4〜5日午前に併催されました。

講演は、一般講演6演題、特別講演1演題の合計7演題がありました(詳しくは第49回講演記録を御覧下さい)。内容的には、視覚障害者の歩行支援に関する講演が多く、その他に触覚に関する講演がありました。

特別講演では、大阪大学大学院生命機能研究科の不二門尚先生にUltra-Low Visionの症例に対する視覚回復治療の評価法の標準化という題目でご講演を頂きました。

また2011年より、我が国における感覚代行研究の更なる振興のために、感覚代行シンポジウムで一般講演を行った学生の中から各回1名を選考して、感覚代行研究奨励賞を授与しています。昨年の2022年感覚代行研究奨励賞受賞者への授賞式が行われました。なお、今年の受賞者は後日以下のページで公開致します。

師走の多忙な時期にも関わらず、またコロナ禍にも関わらず、大勢の聴講者が集まり、各講演に関して活発な議論が交わされました。

2008年以来15年間感覚代行研究会会長を務められた斎田真也先生が会長を引退され、後任として関喜一事務局幹事が新会長となることになりました。事務局業務は引続き、関 新会長が兼任します。

最後に、会場をお世話下さった産総研臨海副都心センターの皆様、講演論文集CD-ROM版作成に御支援を頂きました産総研人間情報インタラクション研究部門の皆様、および第49回(2023年)感覚代行シンポジウムの開催に御協力下さった皆様に、感覚代行研究会からあらためて感謝の意を表します。

※次回の第50回(2024年)感覚代行シンポジウムについては、第50回(2024年)予告を御覧下さい。