第39回(2013年)
感覚代行シンポジウムの報告



概要

第39回(2013年)感覚代行シンポジウムは、平成25年12月9日〜10日に、産総研臨海副都心センター別館バイオ・IT融合研究棟11階会議室で開催されました。参加者は約100名でした。今回も感覚代行研究会独立行政法人産業技術総合研究所の共同開催でした。また今回は、ヒューマンインタフェース学会研究会電子情報通信学会福祉情報工学研究会(WIT) 、および産総研ジェロンテクノロジー研究フォーラムが12月11〜13日に併催されました。

講演は、一般講演20演題、特別講演2演題の合計22演題がありました(詳しくは第39回講演記録を御覧下さい)。内容的には、視覚障害者の歩行支援に関する講演が多く、その他にも触覚や聴覚による視覚代行などに関する講演がありました。

特別講演では、第1日目に岡山県立大学の田内雅規先生に視覚障害者の単独移動を支援する設備:視覚障害者誘導用ブロックの過去-現在-未来という題目でご講演を頂きました。また第2日目には、スタンフォード大学心理学科/東京慈恵会医科大学眼科学教室の堀口浩史先生にヒト三色型色覚の再考察: メラノプシン経由の視覚という題目でご講演を頂きました。

また昨年より、我が国における感覚代行研究の更なる振興のために、感覚代行シンポジウムで一般講演を行った学生の中から各回1名を選考して、感覚代行研究奨励賞を授与しています。2日目の特別講演の後に、昨年の2012年感覚代行研究奨励賞受賞者への授賞式が行われました。今年の受賞者は後日以下のページで公開致します。

師走の多忙な時期にも関わらず、大勢の聴講者が集まり、各講演に関して活発な議論が交わされました。

最後に、会場をお世話下さった産総研臨海副都心センターの皆様、講演論文集CD-ROM版作成に御支援を頂きました産総研ヒューマンライフテクノロジー研究部門の皆様、および第39回感覚代行シンポジウムの開催に御協力下さった皆様に、感覚代行研究会からあらためて感謝の意を表します。

※次回の第40回感覚代行シンポジウムについては、第40回(2014年)予告を御覧下さい。