概要

第42回(2016年)感覚代行シンポジウムは、2016年12月12日〜13日に、産総研臨海副都心センター別館11階第1,2室で開催されました。参加者は約80名でした。今回も感覚代行研究会国立研究開発法人産業技術総合研究所の共同開催でした。また今回は、第140回ヒューマンインタフェース(HI)学会研究会第87回電子情報通信学会福祉情報工学研究会(WIT、および交通エコロジー・モビリティ財団 第39回バリアフリー推進勉強会が12月14〜16日に併催されました。

講演は、一般講演20演題、特別講演2演題の合計22演題がありました(詳しくは第42回講演記録を御覧下さい)。内容的には、視覚障害者の歩行支援に関する講演が多く、その他にも触覚や聴覚による視覚代行などに関する講演がありました。

特別講演では、第1日目に電気通信大学大学院情報学専攻の梶本裕之先生に触覚提示技術応用の現状と展望という題目でご講演を頂きました。また第2日目には、つくし総合法律事務所の大胡田誠先生に対話こそが共生社会を開く鍵 〜 障害者差別解消法施行を受けてという題目でご講演を頂きました。

また2011年より、我が国における感覚代行研究の更なる振興のために、感覚代行シンポジウムで一般講演を行った学生の中から各回1名を選考して、感覚代行研究奨励賞を授与しています。1日目の特別講演の後に、昨年の2015年感覚代行研究奨励賞受賞者への授賞式が行われました。なお、今年の受賞者は後日以下のページで公開致します。

師走の多忙な時期にも関わらず、大勢の聴講者が集まり、各講演に関して活発な議論が交わされました。

最後に、会場をお世話下さった産総研臨海副都心センターの皆様、講演論文集CD-ROM版作成に御支援を頂きました産総研人間情報研究部門の皆様、および第42回感覚代行シンポジウムの開催に御協力下さった皆様に、感覚代行研究会からあらためて感謝の意を表します。

※次回の第42回感覚代行シンポジウムについては、第42回(2016年)予告を御覧下さい。