概要

第44回(2018年)感覚代行シンポジウムは、2018年12月3日〜4日に、産総研臨海副都心センター別館11階第1,2室で開催されました。参加者は約70名でした。今回も感覚代行研究会国立研究開発法人産業技術総合研究所の共同開催でした。また今回は、第98回電子情報通信学会福祉情報工学研究会(WIT第162回ヒューマンインタフェース(HI)学会研究会、および第54回交通エコロジー・モビリティ財団バリアフリー推進勉強会が12月5〜7日に併催されました。

講演は、一般講演19演題、特別講演2演題の合計21演題がありました(詳しくは第44回講演記録を御覧下さい)。内容的には、視覚障害者の歩行支援に関する講演が多く、その他にも触覚や聴覚による視覚代行などに関する講演がありました。

特別講演では、第1日目にStudio Gift Handsの三宅啄先生にICT機器を用いた新しいビジョンケアという題目でご講演を頂きました。また第2日目には、慶應義塾大学の神武直彦先生に準天頂衛星による高精度測位が実現する未来 〜GPSからマルチGNSSの時代へ〜という題目でご講演を頂きました。

また2011年より、我が国における感覚代行研究の更なる振興のために、感覚代行シンポジウムで一般講演を行った学生の中から各回1名を選考して、感覚代行研究奨励賞を授与しています。2日目の特別講演の後に、昨年の2017年感覚代行研究奨励賞受賞者への授賞式が行われました。なお、今年の受賞者は後日以下のページで公開致します。

師走の多忙な時期にも関わらず、大勢の聴講者が集まり、各講演に関して活発な議論が交わされました。

最後に、会場をお世話下さった産総研臨海副都心センターの皆様、講演論文集CD-ROM版作成に御支援を頂きました産総研人間情報研究部門の皆様、および第44回感覚代行シンポジウムの開催に御協力下さった皆様に、感覚代行研究会からあらためて感謝の意を表します。

※次回の第45回感覚代行シンポジウムについては、第45回(2019年)予告を御覧下さい。