1.HTMLの文法をご存知ない方のための説明
HTMLの文法をご存じない方(HTMLのソースコードを書いた経験のない方)は、以下の方法でHTML形式ファイルを作成することをお勧めします。
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準備
Microsoft® Wordを用いて原稿を作成して下さい。
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代替テキスト
以下の方法で画像に代替テキストを付加して下さい。代替テキストとは、画像を表示できないスクリーンリーダなどで、画像の代わりに提示されるテキストのことです。単なる画像の題名ではなく、画像の内容がある程度分かるような説明文であることが望ましいです。
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本文中に挿入されている画像を右クリックして
図の書式設定
を開き、その中の代替テキスト
メニューを選択して、タイトル
および説明
の欄に代替テキストを入力して下さい。
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見出し
次に、以下の方法で、できるだけ
見出し1
、見出し2
、見出し3
、標準
の別を指定して下さい。見出し
と標準
は、スクリーンリーダで読み上げる際に、閲覧者に識別できるように区別して読み上げられます。-
Windows®版Wordを使用している場合
ホーム
リボンの中にあるスタイル
で指定できます。 -
macOS®版Word を使用している場合
プルダウンメニューの
フォーマット
または形式
または書式
の中にあるスタイル
で指定できます。
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保存
最後に、以下の方法でファイルを保存して完了です。保存した際に作られる
***.htm
ファイルおよび***.fld または ***.files
フォルダ(画像が含まれている場合のみ作成されます)を提出して下さい。また、保存する際には、適切なページタイトル
を必ず入力して下さい(ページタイトルはファイル名とは別ですのでご注意下さい)。ページタイトルは、そのページにアクセスした時に一番最初にスクリーンリーダで読み上げられるタイトルです。-
Windows®版Wordを使用している場合
ファイル
リボンの中の、上書き保存
または名前を付けて保存
を実行して下さい。その際、ファイルの種類
を必ずWebページ(フィルタ後)
に設定して下さい。また、タイトルの変更
ボタンを押して、ページタイトル
欄に、文章の適切なタイトルを記入して下さい。 -
macOS®版Wordを使用している場合
プルダウンメニューの
ファイル
の中の、プロパティ
を実行し、概要
ボタンを押して、タイトル
欄に、文章の適切なタイトルを記入して下さい。次に、プルダウンメニューのファイル
の中の、保存
を実行して下さい。その際、ファイル形式
またはファイルの種類
を必ずWebページ(フィルタ後)
に設定して下さい。
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2.HTMLの文法をご存知の方のための説明
HTMLの文法をご存知の方(HTMLのソースコードを書ける方)は、以下の点に注意してアクセシブルなHTML文章を作成することに御協力をお願いします。
- 原稿中にimg要素によって挿入されている画像は、alt属性等を用いて必ず代替テキストを付加して下さい。代替テキストは、単なる画像の題名ではなく、画像の内容がある程度分かるような説明文であることが望ましいです。
- h1, h2, h3, p, address要素などを適切に用いて、
見出し1
、見出し2
、見出し3
、標準(段落)
、署名
などの区別がつくようにして下さい。 - title要素を用いて、文章に適切なタイトルを付けて下さい。
- できれば目次を付けて下さい。目次の各項目は、a要素を用いて各章の見出しにリンクして下さい。また目次が長過ぎる場合は、目次をとばして本文へジャンプできるようにして下さい。(このページの目次や開催案内の目次のソースコードを参考にして下さい。)
- Webサイトなどにリンクする際は、必ずリンク先を明確に説明した文や単語にa要素を適用して下さい。
こちら
などの曖昧な単語にリンクを適用しないで下さい。 - 晴眼者用ブラウザに表示したときの体裁を整える目的で、要素を不適切な方法で使用するのは避けて下さい。以下は注意すべき点の例です。
- 改行目的や均等割付目的で単語や熟語を構成する文字の間にbr要素やスペースを入れない(例:
感<br>覚
、代 行
などは不可)。 - 文字の大きさを変える目的でh1〜6要素を用いない。
- 改行の目的でp要素を用いない。
- インデントの目的でblockquote要素を用いない。
- 段落等の体裁を整える目的でtable要素を用いない。
- 太字を表わすb要素や、斜体を表わすi要素は用いない(代わりにstrong要素やem要素を用いることを勧めます)。
- 改行目的や均等割付目的で単語や熟語を構成する文字の間にbr要素やスペースを入れない(例:
- スタイルシートを用いる場合は、スタイルシートを無効にした状態でも内容が分かるように本文を作成して下さい。
- HTML作成ツールは何を用いても構いませんが、作成したHTMLはできるだけW3C®の勧告に準拠して下さい。作成したHTMLは、W3C® MarkUp Validation Serviceなどを用いて文法チェックを行うことが望ましいです。