概要

第47回(2021年)感覚代行シンポジウムは、2021年12月7日に、新型コロナウイルス感染拡大防止のため前回に引き続きネット会議システムを用いてネットで開催されました。参加者は約20名でした。今回も感覚代行研究会国立研究開発法人産業技術総合研究所の共同開催でした。また今回は、第115回電子情報通信学会福祉情報工学研究会(WIT、および第187回ヒューマンインタフェース(HI)学会研究会が12月8〜9日に併催されました。

※12月10日に予定されていた交通エコロジー・モビリティ財団バリアフリー推進勉強会は急遽延期となりました。

講演は、一般講演4演題、特別講演2演題の合計6演題がありました(詳しくは第47回講演記録を御覧下さい)。内容的には、視覚障害者の歩行支援に関する講演が多く、その他に読書に関する講演がありました。

特別講演では、大学入試センター研究開発部の南谷和範先生に3Dモデル提供サービスの経験から考える、支援技術と感覚代行の未来という題目でご講演を頂きました。また東京都立八王子盲学校の黒田智成先生にブラインドサッカーとその魅力 ~2020東京パラリンピック競技大会を通して感じたこと~という題目でご講演を頂きました。

また2011年より、我が国における感覚代行研究の更なる振興のために、感覚代行シンポジウムで一般講演を行った学生の中から各回1名を選考して、感覚代行研究奨励賞を授与しています。昨年の2020年感覚代行研究奨励賞受賞者への授賞式が行われました。なお、今年の受賞者は後日以下のページで公開致します。

師走の多忙な時期にも関わらず、またコロナ禍にも関わらず、大勢の聴講者が集まり、各講演に関して活発な議論が交わされました。

最後に、講演論文集CD-ROM版作成に御支援を頂きました産総研人間情報インタラクション研究部門の皆様、および第47回感覚代行シンポジウムの開催に御協力下さった皆様に、感覚代行研究会からあらためて感謝の意を表します。

※次回の第48回(2022年)感覚代行シンポジウムについては、第48回(2022年)予告を御覧下さい。